イエスマンこそが会社組織を強くする

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管理職の価値は社長の決定を実行するスピードで決まる

 
実行するスピード
できる管理職になるには、管理職の役割を正しく理解することが大切です。

社長、社員
あなたは、その本質的な違いを考えたことはあるでしょうか?

答えは簡単。「仕事の内容」です。

社長の仕事を一言で表現すると「決定すること」です。

新規事業の展開、来年度の予算、目標設定、事業縮小の決断

いずれも社長の決定で決まります。

極端なことを言えば、会社設立も会社倒産も社長が決定をしたから起きます。
しかしながらこのことを理解していない社長がいるのも事実です。

自分の各種決定の結果として会社倒産したのに、
円安がわが社に与える打撃は大きかった。そのせいで、わが社は倒産だ。などという社長もいます。

これは全くの勘違いで、円安が会社を倒産させたわけでは決してありません。
あくまで社長の各種決断の結果として倒産したのです。

さて、それでは社員の仕事とは何になるでしょうか。
答えは「実行すること」です。

ここでは管理職を例に出してみましょう。
社長の決定を迅速に部下に伝え、部署一丸となって実行に移す。それが管理職の仕事です。

このことをしっかりと理解できていない管理職が最近の企業には多くなってきている気がします。

すぐに社長の決定に懸念を示したり、別の進言をする。
それが通ればその管理職は勘違いし、自分の方が社長より仕事ができると思ってしまう。
そうやって最終的には、組織がガタガタになっていったりします。

もう一度言いますが、優秀な管理職とは、社長の決定を迅速かつ正確に実行できる人です。

これは、幹部であればあるほど意識しなければなりません。

課長より部長が、部長より常務が、常務より専務がより迅速に実行できる必要があります。

しかしながら、大企業病に侵されてくると、ここに弊害が生じてきます。

幹部達が、自分達が会社を動かしていると勘違いをし、社長の決定を迅速に実行しなくなるのです。
そのような人材ならぬ「人罪」を抱えている企業は当然ながら、業績も悪化し最終的にはリストラや倒産が待っています。

もちろん、その様な人罪を生み出してしまったのも社長の責任ですが、
あなた自身が現在 管理職で少しでも心当たりがあるのであれば、すぐに態度を改めることをお勧めします。

 

明らかに間違った決定に対しても迅速に実行すること

 
迅速に実行する
社長の決定がいつも正しいとは限らない。
周囲が事前に過ちを気づかせ別の方法を進言すべきだ。
その様に思った人も多いことでしょう。

その考えは半分正しく半分間違っていると言えます。

社長の決定がいつも正しいとは限らない。これはその通りです。
社長といえども神ではなく人間です。ましてや毎日幾通りもの決定をしなければなりません。
その内のいくつかが間違っていることも当然あるでしょう。

しかしながら、社長の決定が明らかに間違っていても管理職のあなたは迅速に実行をすべきです。
それがいかなる決定であってもです。

仮にその決定が間違っていれば、実行した後に失敗するでしょう。
その失敗が早ければ早いほど良いのです。

あなたが即座に実行すれば、即座に失敗し、社長自信も早い段階で自分のミスに気づくことができます。

そうすれば、すぐに次の一手が出せるので、会社として被る損害も最小限にとどめることができます。

もし、管理職や幹部が社長に余計な懸念を示したり、進言をしていて社長がそれを聞いていたらどうなるでしょうか。
はっきり言って社長が言い出した決定が白紙に戻ることが皆無でしょうから、
きっとあれやこれやと意見が出され、議論に多くの時間だけがかかり、
結局最初に社長が言っていた決定が少し修正された程度のことが実行にうつされるでしょう。

その結果どうなるかは容易に想像できます。

元々の社長の決定と大差ないものが実行されるのだから、当然結果は大差なく失敗に終わります。

結局失敗したのに、長い時間かけて議論した人件費や余計な経費がかさみ、
ましては失敗するのが遅れたせいで、次の一手で他者に先を越される可能性まで出てきます。

さらにいうと、そうなった際に管理職や幹部は自分が進言したせいでこの様な事態になったと反省するでしょうか?
答えはNoです。

きっと、社長の責任と思うのが関の山でしょう。
つまり、管理職や幹部は、成功すれば自分の手柄、失敗すれば社長の責任と考えているのです。

繰り返しにはなりますが、決定をするのは社長、実行をするのは社員です。
これは、社員数一ケタの小さな会社でも、社員数数万人の大企業でも変わりません。

この本質を、社長及び社員が理解できない企業は遅かれ早かれ倒産していくでしょう。

 

自分を変えるか、会社を辞めるかの二択

 
自分を変えるか会社を辞めるか
企業が大きくなればなるほど従業員数が増え様々な社員が存在していきます。

社長の方向性はおかしい
社長の考え方は理解不能

その様なことを言い出す社員も多いことでしょう。

しかしながら、それは当たり前のこと。

社員に社長の考えなど理解できるはずがありえません。
社員はあくまで会社というシェルターに守られた温室育ちのサラリーマンです。
一人孤独に会社組織を身を削る思いで引っ張っている社長の気持ちなど理解できるはずもありません。

そもそも、人は自分自身が経験して始めてその事象を理解できます。

ピアノを弾いたこともない人がピアノを弾いている人の気持ちなど分りませんし、
結婚をしていない人が、結婚をしている人の気持ちは分りません。

社員は社長を経験したことがないのが当たり前なので、当然気持ちが分らないのです。

しかし、社長は逆に様々な経験をしてきています。

中には大学時代に起業して、そのままずっと社長という人もいるでしょうが、
その様な人でも最初の頃は資金も従業員数もなく社員の様な実務をたくさんこなしているはずです。

つまり、社長は、社員の考えていることや行っていることが何となく想像つきます。
だからこそ、全体を俯瞰している社長が様々な決定を行っていくのです。

ここまで理解しても未だ社長の批判が口から絶えない人は、おそらくもう会社を辞めたほうが良いでしょう。
会社にとっても、あなたにとっても時間の無駄になると思います。

会社(社長)に不満が絶えない場合、会社を辞めるか自分を変えるの二択しかないのですから。

 

あなたが辞めても会社は全く困りません

 

自分が辞めたら会社がすごく困るだろう
私がいないとうちの会社は回らない

よくその様なセリフを耳にしますが、残念ながらそんなことは決してありません。

あなたの勤めている会社が従業員一桁で、あなたのみが経理などの専門職を担当している場合は別として、
一定以上の従業員数がいる企業においては、あなた一人が辞めたところで全く困りません。

仮に困ったとしても、辞めて数日程度で1か月後には、
まるであなたの存在など元々なかったかのように全てが上手く回っていきます。

属人化防止という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

属人化とは、ある業務を特定の人のみが担当し、その業務をその人以外が全く把握していない状況を言います。
企業はそうならない様に、様々な属人化防止策をとっています。

週に一度、部長会議を開いて全部署の仕事内容を共有したり、
専門職には常に新人を配置し後継者を育成したり、

ましてや社長ともなればあなたが今行っている仕事など本気になればやれないことはありません。

これは、一般社員に限らず幹部社員でも同じです。
例え幹部の一人が辞めたところで、会社には何の問題もありません。

あなたが会社で頑張っていくのであれば、そのことはしっかりと理解して自分の能力に謙虚になることをお勧めします。
あなたが辞めても会社は困らない

merumaga

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