部下の教育は「教える」ではなく「育てる」

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ダメな上司は「教える」はするが「育てる」をしない

 
教育する
あなたに部下が出来たら間違いなく教育も一つの仕事になるでしょう。
業務スキルだけではなく人間性や社会人としてのマナーまであらゆることを教育しなければなりません。

しかしながら、この教育。例え管理職になっても苦手な人が多いのも事実。

特に、教育を専門とする部門は慣れている社会人としての基礎教育なども、
経理担当やデザイン担当などの専門職から管理職に就いた人にしては初体験です。

新しくあなたの元についた部下は、あなたの教育の仕方次第でプラスにもマイナスにもなります。

教育というのは、「教」と「育」で成り立ちます。
教育が苦手な人でも、「教」には熱心なものです。
しかしながら、「育」はスルーしがち。

「育」とはどういうことか、部下の将来の為にも、
まずはあなた自身が教育についてしっかりと認識をしましょう。

 

部下は新しいことを嫌がるもの

 
新しいことを嫌う
基本的に社員は、新しいことや難しいことへの挑戦を嫌がります。

自分が慣れていて得意になってきたことについては、積極的に自ら行おうとしますが、
新しいことや難しいことからは何かしら理由をつけて逃げがちです。

面倒くさい。失敗したくない。良くわからないから調べるのがきつい。矢面に立ちたくない。

理由は様々ですが、例外なく「できること」や「やったことがある」だけを繰り返したがります。

しかしながら、それでは永遠にスキルアップは望めません。
したがって、部下を育てるためには、新しいことや難しいことを強制する必要があります。

あなたがやればすぐに終わることでも、絶対に一通りやってあげて教えるのではなく。
やり方調べるところから達成するところまで部下にやらせるのが得策です。

頻繁にやったかどうかをチェックして、やってなかったり遅れていたら叱ってください。
そして最後まで必ず強制してやらせてください。

部下は、言われてもやらないのが当たり前。最初からそう思ってあなたもチェックを欠かさずに。

 

チェック方法は、報告を聞いてから目で見て確認が鉄則

 
確認を自ら目を通す
部下に指示したことをチェックする際は、必ずまずは口頭で報告をさせましょう。

部下は、その指示に対して自分自身が50%の力で挑んでいようが、100%で挑んでいようが、
決まって「ちゃんとやりました」と報告してきます。
また、仮にほとんどやってなくても、何かと理由をつけて想定内で進んでいるように伝えてきます。

しかしながら、その言葉を鵜呑みにしては絶対にいけません。

どんなに、人間性の高い部下でも、部下は部下です。
あなたの妻でも友人でもありません。
必ず上記の様な報告内容のズレが生じます。

よって、報告を聞いた後に、目で見て確認する癖をつけましょう。

最初から目で見て確認すればよいのではないか?
そう思う人もいるでしょうが、それでは部下の報告力が伸びません。

物事の報告力も社会人にとって必要なスキルの一つです。
せっかくの機会に伸ばす練習をさせてあげましょう。

 

教育は「質」より「量」を意識すること

 

教育においては人によって考え方はまちまちなので一概には言えませんが、
私は人を育てる為には「質」より「量」が大切と考えています。
質より量
さらにこの「量」というのは、教えられる「量」ではなく、
一人で自問自答しながら研究しこなしていく「量」だと思っています。

つまり、授業形式の研修をどれだけしたかではなく、
一人で目標を達成する為にどれだけ悩んで苦悩したかということです。

最近のオンラインRPGゲームでは、
強いキャラと一緒に敵を倒してもほとんど経験値がもらえない仕組みになっています。

現実世界の経験値というもの同じ原理だと私は思います。

同じフォトショップで画像を加工するにしても、
デザインが得意な先輩から説明を聞きながらするのと、一人でググりながら必死に行うのでは、
恐らく最終的に得られる経験値には雲泥の差がでるでしょう。

したがって、あなたが部下を育てたいなら、大量の課題を与え一人でこなさせるのが得策なのです。

 

教育においての右腕にはできない社員をつけること

 

あなたが部下の教育において、おそらくすべての部下を自分一人で行うというわけにはいかないと思います。

そこで、大抵の場合、教育においての自分の代わりに物事を教えてくれる右腕をつけようとするはずです。

その際の右腕ですが、あなたはどのような観点で選出するでしょうか?

あなたのチームが経理なら、おそらくあなたは経理が得意なベテラン社員を選出するのではないでしょうか。
それも一番レベルの高い人を選びがちです。

しかしながら、これが大きな間違いだと私は思っています。
なぜならば、本当に先生役に相応しい人は、最も出来の悪い人だからです。

出来る人、得意な人というのは決まって出来ない人や苦手な人の気持ちが分りません。
それだけではなく、自分自身が大した苦労もせずに出来るようになった為、細かく教えることが出来ないのです。

野球やサッカーなどでも良く言われますが、名選手が名監督になるケースは少ないです。
どちらかというと平凡な選手だった人のほうが、将来的に名監督になっている場合が多いです。

教育において重要なポイントとして、部下がわざと間違える用に仕向けるというものがあります。
間違えては、やり直す。これを何度も何度も繰り返すことによって、自然と部下は覚えていきます。

ところが出来る人は、部下が間違わない様に教えてしまいます。
マンツーマンで教えている時は、すらすら上手くいっている錯覚に陥るでしょう。
しかし、いざ一人でやってみると全然はかどらないはずです。

部下が、一人になってもしっかりとやれるように何度も失敗をさせ、
一人で悩み苦悩させ、結果 体にしみ込ませてあげることが大事なのです。

名選手、名監督にあらず

merumaga

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